読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

本など

かんがえる

移転しました。

「ベロニカは死ぬことにした」を読んだ.小説の形をとった啓蒙書.斜め読みをして紙ゴミに捨てる結果になった.啓蒙書がなぜベストセラーになるのかわからない.何も考えずに生きている人には楽しいのかもしれないが,まじめに生きている人にとっては失礼で時間の無駄でしかない.「チーズはどこへ消えた?」もそうであるが,本の中で,他の人にもこの本を勧めるべきだ,と書かれているのをその通りに実践した人たちは,自分が気持ち悪いということに気づいていないのだろうか.

「朗読者」を読んだ.前半はふわふわとしたフィクションで,後半がノンフィクション,のような雰囲気の小説.本筋と関係ない描写もあり,私小説ではないかと思わせる雰囲気である.主人公が20-30代のときに,昔の恋人が老婆になっている,というのは,人間と人形,人間と神,あるいは人間と不老不死などの,歳を取らない存在との恋物語を思い出させた.面白かった.